先日、パンデイロを購入頂いた、新潟県にお住まいのKさんからも、声を頂きました。

Kさんの声。

”パンデイロを知ったのは数年前で、どこにでも持って行けそうなサイズからは想像できないような、多彩な音に驚きました。

初めて手にした楽器が、市販品を「sumikovカスタム」したモデルだったことから、sumikovパンデイロのサイトや動画を、よく見ていました。そのデザインや、他とは少し違って聴こえた音が魅力的で「いつか、生粋のsumikovパンデイロを手にしてみたい」と思うようになりました。

なにぶん奥深い楽器なので、何度も挫折感を味わいながらパンデイロとのつき合いは細々と続いていましたが、ふとsumikovさんのサイトを訪れたことがきっかけで、思いがけずパンデイロをオーダーする流れになりました。

手のサイズなどのデータを取っていただいたり、諸々の希望を聞いていただいたりと、やり取りを重ね、それがひとつの楽器として形になり、手元に届いたときの喜びは忘れられません。

自分のために作ってもらった楽器を手にするというのは、とても贅沢な気分です。持ちやすく振りやすく、もちろん音も心地好く、デザインもまさに自分の欲しかったもの、そのものです。腕前が追いついていないのですが「この楽器に見合う奏者になりたい」という気持ちは、練習へのモチベーションをとんでもなく高めてくれます。

sumikovさんの楽器づくりに対する真摯な姿勢には感激するばかりです。一方で遊び心もしっかり盛り込まれていて、おそらくひとつひとつの作品に、他にはない「クセ」のようなものがあるのでは…と思いますが、それを乗りこなすこともsumikovパンデイロを手にする喜びのひとつかもしれません。

未経験のコロナ禍によって、たくさんの人と一緒に音楽を楽しむ機会が少なくなってしまっているこの頃ですが、今こそ「自分を喜ばせる音を出す」という楽器の楽しみ方もあるのではないでしょうか。

 文字通り「一生もの」のつき合いになりそうな楽器との、幸福な出会いでした。自分だけの音に近づけるよう、日々楽しんでいきたいと思っています。”