東京都にお住いのYさんとパンデイロを製作させていただきました。
Yさんの声です。
“何か新しいこと…楽器をやってみたい。
自宅で練習が出来、持ち歩くのが苦でなく、そして長く付き合えるもの。
ブラジル音楽好きな友人の助言もあり、
パンデイロに興味を持ち始めていました。
ある日Instagramのタグ検索で見つけた、sumikovさんのパンデイロの設計図のようなものが気になって、プロフィールからBASEに飛んでみたものの、言葉少なで、初心者にはなかなかハードル高いな…。
と、しばらくモジモジしていましたが、意を決して問い合わせたら、イメージとはちょっと違う(勝手に、頑固な強面の作家さんを想像していた)、物腰の柔らかなお声の主から早速ご連絡をいただきました。
始まったメッセンジャーでのやりとり。
初心者ということもあり、確固たる方向性の決まっていなかったワタシですが
長い雑談の中から
楽器の響きの表情
色のイメージ
を丁寧に聞き取っていただいたり、使用されている木材や、鹿皮についてのお話を伺ったり(偶然、ワタシの出身地である岡山産の杉を使っているそうで、その木材に辿り着いたエピソードがまたグッときた)、随時送っていただく工程の写真も楽しみな時間でした。
こうして出来上がったパンデイロが先週、我が家にやってきました。
力強くてやさしい音とルックス
はじめて手に取るのに懐かしいような手触り
ううスゴイ!
大好きな感じ、そして気圧されるような存在感。
長いやりとりの末にできあがったsumikovさんのパンデイロ。
私はまったく何もしていませんが
一緒に創ったような気分にもなっています。
末永く仲良くしていきます。
ほんとうにありがとうございました。”
Yさん、ありがとうございます。
僕は、僕で、思っています。
“僕、1人では、何にも作られないって。”
sumikovからの声です。